- スタッフを上手に叱ることができない
- スタッフにやる気がなくて売上が上がらない
- スタッフのモチベーション管理方法を知りたい
飲食店の店長やマネージャーをしている人には、こういった悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?
本記事ではこれまで10年以上店長業に携わってきた僕が、実践してみて効果抜群だった
スタッフのモチベーションがグングン上がる心理学テクニック4選
を分かりやすく解説します!
いくつか心理学の用語が出てきますが用語自体を覚える必要はありません。
3分くらいで読めるんで管理職に携わっている人は、ぜひ読んでみてください。
上手な叱り方
いくつか重要なポイントをあげます。
- 「怒る」と「叱る」を一緒にしない
- すぐに叱る
- 短く叱る
- 他のスタッフがいないところで叱る
- 相手の良いところも取り入れる
「怒る」と「叱る」を一緒にしない
あなたのイライラや不満をぶつける「怒る」と、相手に改善してもらいたいという「叱る」は全くの別物です。
怒りをぶつけるだけだと人は「イライラをぶつけられた」「八つ当たりされた」と感じてしまいます。
よく怒るも叱るもゴッチャにしてしまう人は、相手を思った「叱る」という行為をしっかりと意識しましょう。
すぐに叱る
なるべく早いうちに叱ることを意識しましょう。
人はミスをすると反省します。
反省をして気分を切り替えた後に叱られると「なんで今更。。」などと不満が生じてしまいます。
短く叱る
手短に要点だけを伝えましょう。
クドクドと長い説教はやめましょう。
叱る時間が長くなると、反省の気持ちよりも「早く終わらないかな」という願望の方が強くなってしまい、あまり内容を聞かなくなってしまいます。
他のスタッフがいないところで叱る
仲間が見ている前で叱られると晒し者にされたと感じてしまい不満が生じます。
2人きりの場所に移動することにより、相手は素直にあなたの言葉に耳を傾けてくれるようになります。
相手の良いところも取り入れて叱る
「こういう所は良いけど、ここは良くないね」といった感じで相手の良い所も取り入れて叱りましょう。
こうすることにより相手に不満は生じにくくなり心の余裕も生まれます。
褒めて伸ばそう
人は期待されるとそれに答えたくなりモチベーションが上がる生き物です。
心理学では「ピグマリオン効果」と呼ばれています。
スタッフを褒めたり期待している言葉を投げかけ続けると、スタッフのモチベーションは確実に上がっていきます。
逆に、褒められなかったり期待されないとモチベーションは下がっていきます。
これを「ゴーレム効果」と言います。
あなたにとっては些細なことでも褒め続けることを心がけましょう。
ほどよい緊張感を与えよう
成果を上げるには適度な緊張感があった方がいいです。
「ヤンキーズ・ドットソンの法則」というものがあります。
人は緊張感が弱すぎたり、強すぎたりすると成果が下がってしまうという法則です。
緊張感が高すぎると萎縮してしまい、弱すぎるとやる気が出ないのです。
お店の成果向上、スタッフのモチベーション維持には適度な緊張感が理想です。
スタッフの適度な緊張感を生む実践例
- 毎日の売上目標設定
- 時間帯ごとに責任者を設ける
- 別店舗への研修
見られているということを意識させよう
人は注目されていると感じるとモチベーションが上がります。
心理学では「ホーソン効果」と呼ばれています。
人は誰かに見られていると感じると、仕事が出来ない人間と思われたくないという心理が無意識のうちに働きます。
店長としては自分の仕事だけに集中するのではなく、スタッフのことも常に意識するようにしましょう。
ホーソン効果実践例
- 店長や上司からの働き方に関する定期的なフィードバック
- スタッフ間の評価シートの作成
- お客さんからの人気投票
まとめ
いかがでしたか?
店長やマネージャーをしているとスタッフのモチベーション管理や叱り方に悩むことって多いですよね。
とはいえ人間関係は店舗運営に必要不可欠なので疎かにできないです。
そんな時、心理学が役に立つことが多いです。
どれも簡単にできることばかりなのでぜひ実践してみてください!