- コロナ禍でお店の売上は散々だ
- 今後居酒屋として生き残っていく自信がない
- 居酒屋業界の今後の変化を知りたい
そんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか?
困難を乗り切るためには現状把握と今後の予想が必要不可欠です。
本記事では
居酒屋業界において予想される変化と求められる価値
を分かりやすく解説します。
ぜひ読んでみてください。
居酒屋業界の今
外食産業はコロナ以降、深刻な状況が続いています。
特に居酒屋業態は壊滅的な打撃が続いています。
一般社団法人日本フードサービス協会が発表した「外食産業市場同行調査 2021年6月度」によると
外食産業全体では6月の全体売上は対前年比100.1%だが、コロナ前の2019年比では77.4%になっています。
居酒屋業態の売上高に目を向けると前年比42.4%コロナ禍前の一昨年と比べると17%に落ち込みます。
続いて居酒屋業態の店舗数は前年比85.3%、一昨年と比べると80.1%になります。
分かってはいたけど恐ろしい数字ですね。。。
営業時間や酒類提供の制限が顕著に現れた結果だと思います。
大手チェーン店は大量閉店や脱居酒屋モデルにシフトチェンジしているところも多いです。
アフターコロナで予想される変化
リモート生活は続くので法人需要は減少します。。。
コロナ禍において多くの企業でリモートワークが推奨されました。
社員全員で同じところに集まって仕事をすることや、接待などは激減しました。
半ば強制的に働き方が変化したわけですが、この流れはアフターコロナも続くと予想されます。
そもそも出社する回数が減るので「このあと、一杯いきますか?」みたいなのも減ります。
当然、法人の居酒屋需要は減ります。
巣ごもりで家飲みの良さに気づいた人は多数います。。。
コロナ禍において家飲みというものが圧倒的に増えました。
コンビニやスーパーなどでおつまみやお酒を買って自宅で楽しむ。
居酒屋で飲むより断然安く済みます。
ましてや今のコンビニやスーパーの商品のレベルはとても高いです。
「安く飲めるし、それなりに美味しいし今後も家飲みで良くね?」
っていう人は数多く存在します。
そうなると今まで通っていた居酒屋にもう戻らない人は確実に存在します。
単純に居酒屋業界は縮小傾向にあります。。。
コロナ以前から言われていたことですが、少子高齢化による単純な居酒屋離れもあります。
高齢化により、居酒屋のニーズは減っていきます。
さらに頼みの若者世代にもお酒離れが進んでいます。
居酒屋のニーズの変化
かつての居酒屋は「酔うための場」でした。
とりあえず酒さえ出して場所を貸していればなんとかなる時代でした。
いい時代ですね笑
その後「酒と料理を楽しむ場」に変化しました。
お客様の満足する基準は高くなり高水準な商品を提供されることが求められました。
そんな時代も終わりを告げます。
これからは「そこでしか味わえない価値を提供する場」に変化します
はい、なんかハードル上がりすぎて大変そうですね。
実際すごく大変だと思います。
大事なのは「そこでしか」ってところです。
あなたのお店のそういったポイントを徹底的に伸ばしましょう。
今後求められるのはバランス型ではなく特化型です。
なんでもかんでも一生懸命お店のレベルを上げればいいってものでもありません。
料理80点、価格80点、接客80点、のA店
料理70点、価格70点、接客95点、のB店
総合点はA店の方が高いですが、今後求められるのはB店のようなお店です。
それはなぜか?
コンビニやスーパー、ファミリーレストランがライバルになった今、80点くらいはどんなところでも簡単に獲得できるからです。
しかし何かのポイントで95点獲得するとなるとそうはいきません。
いわゆる差別化ってやつです。
それは別に料理や、価格、接客である必要はありません。
あなたのお店でしか経験できない「体験」「発見」「刺激」も差別化を図る上で大事な価値であり商品です。
まとめ
いかがでしたか?
居酒屋業界はコロナ禍で大打撃を受けています。
この困難を乗り越えるには現状把握と今後の予想は必要不可欠です。
ぜひ参考にしてみてください。